デジタル社会なこの時代、みなさんも一度は眼の疲れを感じたことがあるのではないでしょうか?
私自身も、よくスマホやパソコン作業をおこないますので、眼精疲労を感じています。
眼精疲労とは、眼を使う作業を続けることによって、眼球を動かす筋肉や眼の周りの筋肉が凝り固まり、眼の疲れや眼の奥の痛みなどの症状が出たものをいいます。
そして多くの方は頭痛や首肩こりなどの全身症状も出ており、眼や身体の症状が休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態になっています。
眼精疲労には主に眼球を動かす外眼筋や眼輪筋、眼球内でピント調節をおこなう毛様体筋が関係しており、眼を動かす筋肉は、以下の6つの外眼筋(がいがんきん)と呼ばれる筋肉によって制御されます。
内側直筋(ないそくちょくきん)・・・眼を鼻寄りに向ける
外側直筋(がいそくちょくきん)・・・眼を外側に向ける
上直筋(じょうちょくきん) ・・・眼を上に向ける
下直筋(かちょくきん) ・・・眼を下に向ける
上斜筋(じょうしゃきん) ・・・眼を斜め上に向ける
下斜筋(かしゃきん) ・・・眼を斜め下に向ける
これらの外眼筋は、脳からの信号によって制御され、正確な視界を維持するために正確な動きを行います。眼の筋肉が適切に機能しない場合、斜視や複視などの視覚障害が生じる可能性があります。
眼輪筋は、眼球を固定することで、眼球の位置を維持し、眼の動きを調整する働きがあります。具体的には、上下左右の4つの筋肉が協力して、眼球を動かし、視線を移動させる役割を担っています。
毛様体筋は、眼球内の毛様体と呼ばれる部位にある筋肉で、瞳孔を開いたり閉じたりするために使われます。
瞳孔は、光の量や環境の明るさに応じて自動的に調節され、明るい場所では、瞳孔は収縮して光を調節し、暗い場所では瞳孔は拡張してより多くの光を受け取るようになります。この瞳孔の調節は、毛様体筋の収縮や弛緩によって制御されます。
毛様体筋の働きは自律神経によって調節され、視力の正確な調整に必要な視力調節反射を行うために重要です。
眼精疲労の原因は?
眼精疲労は、屈折異常(近視、乱視など)やドライアイなど目の病気であったり、姿勢の問題により発症することもあります。
近年では、パソコンやスマホの普及に伴い、長時間画面を見ておこなう業務も多く、
VDT症候群(Visual Display Terminals症候群)により眼精疲労を発症する方も増えてきています。
またゲームやYouTubeなどの影響か、成人だけでなく子供の視力低下や眼の疲れも増えてきていると言われています。
子供は良くも悪くも周りの環境や姿勢の影響を受けやすく、長時間悪い姿勢でテレビやゲームを見ることにより、斜視になることもあります。
眼精疲労の解消法は?
眼精疲労の解消法には、以下のような方法があります。
目を休める:長時間のスマートフォンやパソコン作業などで目が疲れた場合は、20分ごとに10秒程度、目を閉じたり視線を遠くに向けたりして休めるようにしましょう。また、視力回復のために、遠くの景色を眺めたり、目を閉じて休息する時間を設けるのも効果的です。
目の周りをほぐす:目を休めるだけでなく、目の周りの筋肉をほぐすために、眉毛の内から外までをゆっくり押しましょう。他にも眼の下や首の筋肉を押して緩めてあげるのも効果的です。
目薬を使う:市販の目薬などで、眼に潤いを与えることでドライアイを防ぎ、網膜が傷つくのを防ぎましょう。ただし、目薬の使用方法には注意が必要です。
環境を整える:眼精疲労を軽減するために、環境を整えることも重要です。照明の調整、モニターの明るさや色温度の調整、画面の位置の調整など、適切な環境を整えることが必要です。
以上のように、眼精疲労を軽減するためには、目を休めたり、目のストレッチを行ったり、環境を整えたりすることが大切です。また、健康的な生活習慣を心がけることも、眼精疲労を予防するために重要です。
ただ、自分でおこなえるケアにも限界があり、これだけでは良くならないといった方もいらっしゃるかと思います。
そういう方は早めにお近くの鍼灸院に行かれることをオススメします。
鍼は筋肉を緩めるのに向いており、眼精疲労には鍼治療がとても効果的です。
また即効性もあり、鍼治療後はまぶたがとても軽くなり、眼がスッキリします。
個人的に眼精疲労には鍼が一番効果的だと思いますので、眼の疲れを感じている方は是非一度鍼を試してみてはいかがでしょうか?
兵庫や神戸で鍼灸院、鍼治療をお探しの方は是非当院で治療を受けてみてください。
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眼精疲労専門鍼灸サロン shiny
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