近年増加傾向にあるといわれるドライアイ。
皆さんは眼が乾いていると感じたり、眼の不快感を感じたことはありませんか?
日本でも2000万人以上がドライアイを感じているといわれています。
そもそもドライアイとは、様々な要因により涙液層の安定性が低下する疾患であり、眼の不快感や視機能異常を生じ、眼表面の障害を伴うことがあるものをいいます。
涙液層は、眼の表面を覆っている涙液が均一に広がるように保持されている層です。
この涙液層が不安定になると、涙が眼からすぐに蒸発してしまったり、眼の表面に均一に涙液が広がらずにドライスポットができたり、涙の代謝物質が蓄積して炎症を引き起こすことがあります。
以前は「ドライアイ」という言葉ではなく、「乾性角結膜炎」といわれていました。
これは「涙の量が減ることで 眼の表面が傷つく」という概念に基づいていました。
しかしながら、現代のドライアイの大半は、「涙の量は保たれているのに眼の表面に留まる力が弱い」ということが分かり、「涙液の安定性低下」 がドライアイの根幹であると考えられています。
ドライアイの原因
ではなぜ、涙が眼の表面に留まりにくくなっているのでしょうか?確かなことは分かっていませんが、 角膜や結膜の表面にある「膜型ムチン」が関係してるのではないかと推測されています。
細胞の表面はもともと疎水性(水を弾く性質)ですが、この膜型ムチンがあることで涙が乗りやすくなっています。この膜型ムチンが出にくくなっていることが、現代のドライアイの大きな原因ではないかといわれています。
またストレスもドライアイの原因のひとつではないかと考えられており、涙液の分泌は、副交感神経が優位になってリラックスした時に増えますが、ストレスにより交換神経の活性化が続くと、涙液の分泌が抑えられてしまいます。そのため、週末の休みにはドライアイ症状が軽減するという方もおられます。
ドライアイの対処法
ドライアイを軽減させる方法はいくつかありますが、まずは、自分の環境の中で、ドライアイを悪化させている可能性があるものを減らす努力をしましょう。
家の中や仕事場が乾燥していたり、エアコンや暖房器具が効きすぎている場合には、加湿器を入れるなどして対応しましょう。
日中コンタクトレンズをずっとつけている人は、夜間や週末は装用を減らして目を休ませてあげることも重要です。
また点眼薬により水分やムチンを出させる点眼薬もありますので、自分に合ったものを使用することが重要です。
他にも眼の周りの血行を良くすることも大事になってきますので、鍼治療やマッサージも効果的です。
眼の周りに鍼を刺すことで筋肉がほぐれ、血行が良くなるので眼に栄養が行き渡り、眼を健康な状態に保ちます。
また、ドライアイからくる眼精疲労や眼の疲れ、不快感にも効果的ですので、ドライアイにお悩みの方はぜひ鍼を試してみてはいかがでしょうか?
兵庫や神戸で鍼灸院、鍼治療をお探しの方は是非当院で治療を受けてみてください。
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